モロー反射で起きてしまう低月齢の時は寝かしつけが大変ですよね。
そんなときに欠かせないのがスワドルやおくるみといった寝かしつけアイテム。
ただし、Twitterでは医師をはじめ「おくるみ・スワドルは寝かしつけに効果的なものの、発育性股関節形成不全の発症リスクがある」と注意喚起があり、使わない方がいいという認識が広がっています。
股関節脱臼について
スワドルを使うリスクとして挙げられる股関節脱臼。
そもそも股関節脱臼とは何なのでしょうか?
どうすれば防げるのでしょうか?
日本整形外科学会、日本小児整形外科学会が公開している資料では次の通りとなっています。
股関節脱臼(先天性股関節脱臼/発育性股関節形成不全)」は、脚の付け根の関節がはずれる病気です。(中略)向き癖や両脚がM字型に開かず伸ばされたような姿勢でも、股関節が徐々に脱臼してくることがあるとされています。(中略)歩きはじめるまでは、M字型開脚を基本に、自由に脚を動かせる環境をつくりましょう。脚が伸ばされるような、きついオムツや洋服は避けましょう。
引用元:赤ちゃんが股関節脱臼にならないように注意しましょう
赤ちゃんの脚はM字型で自由に動かせる環境にしてあげることが、股関節に負担をかけないみたいですね。
おくるみに関するリスクや股関節脱臼については、医学博士の堀向先生がわかりやすく書いてくださっているため、詳細はそちらを確認ください。
『おくるみ』はリスク?それとも赤ちゃんが寝るのを助ける?歴史的な経緯を小児科医が解説
股関節脱臼を防止するためのスワドル選び
スワドル=股関節脱臼の危険があるのではなく、間違ったスワドルの使い方が股関節脱臼の危険があるみたいですね。
それではどんなスワドル選びをすればいいのでしょうか?
次のように、専門医の國枝先生が発信しているので、それをもとにおすすめスワドルをピックアップしてみました。
楽天1位のスワドルアップ(商品名)。
脚部分にしっかりとゆとりもありますし、上にあげた専門医の國枝先生も、スワドルアップを名指しで「これなら足にゆとりがあって問題ない」と発信しているため安心して使えます。
他の無名ブランドのスワドルと比べると若干高いですが、安心代として考えるなら安いですね。
我が家もこのスワドルアップを使っています。
実際にモロー反射対策で使っていますが、効果絶大!
これを買ってからは本当に夜ゆっくり休めてます。
スワドルでも不安…という方向けのねんねグッズ
スワドルアップステージⅡ | 両手が出せるので自由に動かせられる!
寝返りをし始めたら両手が塞がって不安…という方向けに、スワドルアップのステージⅡがあります。
両手が出せるのでスワドルアップの卒業のために使えますよ。
スリーパー | 袖がないので窒息死防止にも
着る毛布ともいわれているスリーパー。
足をバタバタさせても、布部分がひっくり返らないため窒息死防止にも最適です。
横開きになっているので、眠ってしまったあとでも着させやすいです。
脚の付け根がオープンなので、寝返りしても安心して使っています。
まとめ:スワドルは使ってもいい?
スワドルを使っても、股関節脱臼リスクをゼロにできるものではありません。
ただ、赤ちゃんがモロー反射で起きてしまい、ママが休めないとなると大変。
少しでも赤ちゃんに優しい設計のスワドルを使って、余裕のある育児をしていきたいですね。
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