結論|聖路加の妊婦健診は「前半ほぼ助成内・後半にドンと来る」
私の場合、東京都内のセミオープン先クリニックと両方通ってみて、「聖路加は高いどころか、トータルではむしろ安いほう」という結論になりました。
近所のクリニックは、助成券を出しても手出しが5,000〜1万円になることが多く、「え、これでもまだ払うの?」という感覚。一方で聖路加は、前半〜中期は数百円で済んだり、むしろ返金になる回もあり、体感としてはかなり良心的です。
ただ、後期に血液検査・NST・自費注射が重なると、一気にドンと跳ね上がる週があるのも事実です。特に2人目では「アブリスポ注射(RSウイルスワクチン)」を自費で打ったので、その週だけは3万円超えのインパクトがありました(これは2026年から公費予定なので、未来の妊婦さんは本当にうらやましいところです)。
この記事では、1人目(妊娠16〜40週)の週ごとの費用と待ち時間、そして2人目の細かい支払いログをもとに、聖路加の妊婦健診で「いつ・どれくらいお金がかかるのか」を具体的に整理していきます。
聖路加の妊婦健診の基本ルール
予約の取りやすさと曜日固定制
- 通して予約は取りやすい(「全然取れない」という印象はなし)
- 曜日固定制で、基本は同じ曜日・同じ時間帯に通う
- 健診は平日のみ(土曜健診はなし)
- 出血・胎動の異変などの緊急受診は24時間365日対応
所要時間と混雑|2023年と2025年で別世界
まず、1人目のとき(2023年)は、受付〜会計まで2〜3時間かかる日が普通にある状況でした。
一方で2人目(2025年)は、病院側の運用変更もあり、待ち時間が一気に短くなりました。
- 通常の健診:受付〜会計でだいたい1時間前後
- 追加検査がある日:それでも2時間以内に収まることが多い
- 「時間がかかりそうな日」は、事前にちゃんと説明がある
毎回のルーティン検査
毎回の妊婦健診で、基本セットとして行われるのは次の項目です。
- 血圧測定
- 体重測定
- 尿検査
- エコー(超音波)
- 医師の問診
エコーは毎回とても丁寧で、「ここが頭」「ここが足」などを逐一説明してくれるスタイルでした。画像は毎回プリントしてもらえますが、動画はなく静止画のみです。4Dエコーは実施していませんでした。
単発で入る検査・処置(お金が動くポイント)
- GBS検査:綿棒を股に軽く当てる程度で、痛みほぼなし
- クラミジア検査:膣表皮を軽く採取する方式で、こちらも痛みほぼなし(血液採取ではない)
- 糖負荷試験(OGTT):妊娠中期に実施。甘い飲み物を一気飲みして、1時間後・2時間後に採血。検査中は院内を自由に歩けます
- NST(胎児心拍モニター):後期に数回。基本40分、状況によっては60分に延長
NST室は静かで落ち着いた空間で、正直かなり眠くなります。
またネット×他院でよく見る「助産師さんがキツい」という雰囲気はまったくなく、赤ちゃんの動きが少ないときも優しく声をかけつつモニターしてくれました。
【1人目】妊娠16〜40週の費用と待ち時間(実測ログ)
ここからは、1人目のときに聖路加で実際に支払った妊婦健診費用を、妊娠週ごとにまとめます。区の助成(1回あたり5,070円)を使ったうえでの窓口支払いです。
・健診の総費用:5,500円
・窓口支払い:430円
・待ち時間:約1時間30分
・健診の総費用:11,270円
・窓口支払い:6,200円
・待ち時間:約40分
※追加検査で高め
・健診の総費用:5,500円
・窓口支払い:430円
・待ち時間:約1時間30分
・健診の総費用:14,370円
・窓口支払い:9,300円
・待ち時間:約1時間
※高額(血液検査)
・健診の総費用:5,500円
・窓口支払い:430円
・待ち時間:約2時間30分
・健診の総費用:5,500円
・窓口支払い:430円
・待ち時間:約30分
・健診の総費用:5,500円
・窓口支払い:430円
・待ち時間:約1時間
・健診の総費用:5,500円
・窓口支払い:430円
・待ち時間:約2時間
・健診の総費用:15,770円
・窓口支払い:10,700円
・待ち時間:約1時間30分
※この妊娠で最も高額
・健診の総費用:7,470円
・窓口支払い:2,400円
・待ち時間:約30分
・健診の総費用:5,500円
・窓口支払い:430円
・待ち時間:約2時間
・健診の総費用:5,500円
・窓口支払い:5,500円
・待ち時間:約1時間30分
※実費=区の助成5,070円を差し引いた窓口支払い
高額になる週の特徴
このリストを見ると分かるように、毎回高いわけではなく、ドンと跳ねる週がいくつかある構造です。
- 20週:1万円台前半(追加検査が入った回)
- 25週:総額1万4,000円台で、実費9,000円超え
- 37週:総額1万5,770円、実費1万700円でこの妊娠の最高額
とはいえ、近所のクリニックで同じような検査をしたときのほうが手出しが多かったので、「聖路加、意外と良心的なんだな」というのが正直な感想です。
待ち時間ストレスは1人目のほうが圧倒的に大きかった
費用よりもきつかったのが待ち時間です。とくに37〜40週あたりは、お腹も重く、座っているだけでもしんどい時期に、
- 産科待合室で待つ
- → 診察室前の小さなスペースでさらに待つ
という流れになり、診察室前で小一時間待った回もありました。妊娠後期の体力・メンタル的には、ここが一番きつかったかもしれません。
【2人目】2025年の妊婦健診費用ログと「高くなるポイント」
ざっくり「初期・中期・後期」に分けて、どのタイミングでいくらぐらいかかったのかを整理します(助成1回あたり5,280円)。
前半は助成内で収まりやすく、2023年と同様「あれ?こんなに安くていいの?」という感覚でした。一方で、後半になると、費用が上がる週がぽつぽつ出てきます。
初期〜中期:助成内で収まる回+数百円だけの日が大半
- 1回目・2回目の健診は、助成のほうが金額が大きく、差額が返金されるパターン
- クラミジア検査が入った回:健診+検査で約5,890円(助成適用後に実費が発生)
- 通常の健診のみの回は、窓口支払いが220円で済むことが多い
このあたりは本当に負担が軽く、経済的なプレッシャーはほぼありませんでした。
妊娠中期:糖負荷試験(OGTT)で一段階アップ
- 妊娠中期に糖負荷試験を実施:約5,920円(助成適用後)
- 甘い炭酸のような飲み物を一気飲みし、1時間後・2時間後に採血
- 検査中は病院内を自由に歩けるため、拘束感はそこまで強くない
金額としては「まあこのくらいはするよね」という印象ですが、知らずに行くと『今日はちょっと高かったな』と感じるラインだと思います。
後期:NST・追加の血液検査・自費注射で一気に上がる
妊娠後期は、次のような項目でじわじわと費用が増えていきました。
- NSTのみ:約2,200円(自費)
- 血液検査が追加された健診:2,200円〜7,630円クラス
- 超音波+NSTのセット:約5,170円(自費)
- アブリスポ注射:約34,650円(自費)
とくにインパクトがあったのがアブリスポ注射で、ここだけは「これはもう別枠イベント」と割り切るレベルの金額でした。とはいえ、2026年から公費になる予定なので、これから妊娠する方はこの部分の負担がかなり軽くなるはずです。
緊急受診(胎動・血圧)は保険適用で意外と安い
2人目では、胎動が弱く感じた日・血圧が高めで気になった日に何度か緊急受診をしましたが、ここは保険診療になるので、金額はそこまで高くありませんでした。
- 胎動が気になって受診:NST+エコーで数千円台
- 血圧で受診:薬の処方を含めても、自費健診よりは安い
1人目と2人目の比較|「お金」よりも「待ち時間」の差が大きい
2回通ってみて感じたのは、1人目と2人目の一番大きな差は「金額」より「待ち時間」だということです。
- 1人目(2023):費用はそこそこ・高額な週もあるが、近所クリニックよりは安い/ただし2〜3時間待ちの日が本当にきつい
- 2人目(2025):アブリスポなど単発の高額支払いはあるものの、全体としては想定の範囲内/待ち時間が短くなり、通院ストレスが激減
妊婦健診だけ見ると、「聖路加=ものすごく高い」という印象は持っていません。むしろ、近所のセミオープンクリニックよりも、助成をうまく活かした設計になっていると感じました。
どこでいくらかかる?費用が跳ね上がる5つの場面
あらかじめ知っておくと安心なのが、「どんな場面で費用が上がりやすいか」です。聖路加では、おおよそ次の5パターンで金額が上がりました。
- 血液検査が入る回(中期・後期)
- 糖負荷試験(OGTT)がある週
- NSTが単体 or セットで入る後期
- 自費のワクチン・注射(例:アブリスポ)
- ややイレギュラーな精密エコー・追加の超音波
逆に言うと、これらが入らない「普通の健診」は、助成+220円くらいで済むことが多いです。家計の感覚としては、
- 「普通の健診の日」:交通費+数百円
- 「特別な検査のある日」:5,000〜1万円台
- 「自費注射などのイベント」:3万円クラス
くらいで見積もっておくと、大きくブレないかなという印象でした。
緊急受診はこわくない&高すぎない
お金のことを考えると「これくらいの症状なら我慢したほうがいいかな…」と迷いがちですが、聖路加での緊急受診は保険診療で、金額も対応もこわくありませんでした。
- 胎動の変化が気になる
- いつもよりお腹が張る
- 血圧の数値が気になる
こういったときに受診しても、「こんなことで来たの?」という空気はゼロです。助産師さんも医師も淡々と、でも親身に対応してくれるので、「違和感を覚えたら迷わず連絡&受診」が鉄則だと今は思っています。
どんな症状でも笑われるような雰囲気はなく、「来てくれてよかった」と受け止めてくれるスタンスです。1人目のときには、「高位破水かも?」と思って受診したら、ただの尿もれだったこともあります。そのときも対応は淡々と丁寧で、怒られたり、イヤな空気を出されたりすることは一切ありませんでした。
助成券の使い方と、家計の組み立て方のヒント
よく「助成券は後期の高い週に残しておいたほうがいい?」と聞かれますが、私の場合は特に戦略は立てず、そのときどきで普通に使っていき、結果的に使い切ったという形でした。
それでも、
- 前半〜中期:ほとんどが助成+数百円(または返金)
- 後期:助成を使っても1万円前後になる週が何回か
というバランスだったので、「もっと計画的に温存しておけばよかった」という後悔は特にありません。むしろ、「気になるときにちゃんと受診する」ことを優先してよかったと思っています。
まとめ|聖路加の妊婦健診は「後期だけちょっと構えておく」くらいでOK
- 前半〜中期は助成内〜数百円+αで収まる回が多い
- 血液検査・糖負荷・NSTが重なる週だけ、1万円前後になる
- 近所のセミオープン先と比べると、聖路加のほうが助成を活かせていてコスパは良い
- 2025年時点では待ち時間もかなり改善されており、通院ストレスは1人目のときより大きく減った
- 緊急受診は保険適用で、金額も対応も「こわくない設計」になっている
「聖路加=お金がかかる」というイメージだけで不安になりがちですが、どのタイミングで・何にお金がかかるのかを知っておくだけでも、かなり気持ちはラクになります。
この記事が、これから聖路加で出産予定/検討中の妊婦さんが、家計とメンタルの両方を整えるときの材料になればうれしいです。
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