「経産の無痛って、こんなに違うの?」
2回目の出産は、1回目とはまったく別の体験でした。
15:00に陣痛が始まり、22:50に出産。麻酔の効き方も、いきみの進み方も、産後の変化も、1人目(2023年出産)とは驚くほど違いました。
この記事では、聖路加国際病院での2025年・経産×無痛分娩の分刻み実録と、2023→2025の違いを詳しくまとめます。
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結論:2回目の無痛は“短期決戦×部分無痛”で初産と別体験でした
- 15:00陣痛→22:50出産(約8時間弱)。初産より圧倒的に早く進みました。
- 2023:完全無痛(痛みゼロ)/2025:骨盤痛だけ残る部分無痛という大きな違いがありました。
- 産後は血圧上昇と出血が重なり、降圧剤の処置が入りました。
経産は「陣痛4〜5回で連絡」が正解だった(健診で何度も言われた理由)
普段の健診から助産師さんに「経産婦さんは陣痛が4〜5回来たらすぐ連絡してください」と言われていました。
実際、今回も本陣痛の4回目で電話し、16:40に到着した時点で即LDRへ直行。
もし判断が遅れていたら、麻酔に間に合わなかった可能性があったと思います。
本陣痛だと“その瞬間”に分かった理由
- 前駆陣痛や張りとは痛みの質がまったく違う
- 体の奥にズンとくる“芯の痛み”がある
- タイミングが規則的で戻らない
- 動きを止められるレベルの強さで自然に呼吸が乱れる
そこからは、陣痛が来るたびにLINEのKeepメモに「痛い」とだけ入力→タイムスタンプを見る方式で陣痛間隔をカウントしました。
【完全時系列】2025年 経産×無痛分娩の実録(15:00〜翌1:30)
15:00〜16:40|陣痛スタート〜病院到着
- 15:00前後:本陣痛スタート。
- 16:00過ぎ:病院へ連絡、荷物をまとめてタクシーで向かう。
- 16:40:到着→診察→すでに進んでおり即LDRへ(子宮口6cm)。
17:00〜18:30|LDR入り〜麻酔が効くまで
- 17:00過ぎ:LDRへ移動(外来から徒歩1分)。
- 17:15:麻酔希望、点滴開始。
- 17:45:麻酔科医が到着。
- 18:00〜:麻酔挿入。
- 18:30:麻酔が効き始め一気に楽に。
19:30〜21:00|子宮口全開〜いきみ開始
- 19:30:子宮口全開。経産らしい爆速進行。
- 21:00過ぎ:いきみ開始。下降が遅く促進剤追加。
22:50〜0:30|分娩〜産後2時間
- 22:50:出産。最後のいきみで自然裂傷。
- 23:00:胎盤処理や縫合処置など。
- 23:30:血圧上昇+出血多め。点滴で降圧剤投与。
- 0:30:落ち着き、夫が4階自販機で軽食を買ってきてくれる。
1:00〜1:30|個室へ移動
- 1:30:個室移動の準備。立ち上がれるかどうかだけチェック。
- 1:45:個室へ車椅子で移動。夫が荷物を配置。
- 2:00:夫帰宅。私は産後ハイで眠れず。
【比較】2023(初産)→2025(経産)で何が変わった?
- 麻酔の効き方:完全無痛→部分無痛
- 進行スピード:丸一日→約8時間弱
- 体力の使い方:未知の緊張→見通しの効く余裕
- 産後:今回は血圧上昇の小さな急変あり
初産の人も知ってほしい「無痛でも毎回まったく違う」現実
1人目は張りだけ分かる“完全無痛”でかなり安産でした。
しかし2人目は骨盤痛が残る部分無痛で、下降も遅く促進剤が入り、産後の急変も経験しました。
同じ病院・同じ麻酔でも、無痛分娩は毎回違うことを身をもって経験しました。
初産の人ほど、楽なパターンだけを想定しないほうが安心です。
聖路加で無痛分娩をして感じた特徴(2025年版)
- 麻酔科の到着が早い
- LDRの動線が短く移動ストレスが少ない
- 下降が遅いと促進剤判断が早い
- 産後の異常値への対応が迅速
産後の経過(ざっくり)※詳細は別記事へ
- 悪露:退院までがピーク→以降は生理4〜5日目くらい
- 会陰痛:自然裂傷のみで翌日から普通に歩けた
- 後陣痛:2人目のほうが明らかに強かった
- 鉄剤+降圧剤の副作用で下痢・緑便が約10日続く
分娩中に「あってよかったもの」
ペットボトル用ストローキャップ
無痛中は起き上がるのが難しく、産後はさらに体力が残っていません。寝たまま飲めるのが本当に助かりました。
ケーブルレスのモバイルバッテリー
Ankerのケーブルレスタイプを使用。LDRはコンセント位置が微妙かつ助産師・看護師さんに頼むのも忍びなかったので、コードなしで挿せるのが圧倒的に楽でした。
一口で食べられる軽食(携帯ようかん等)
今回は夫が買ってこれましたが、立ち合えない可能性もあります。産後すぐ血糖が落ちるので、一口食べられるものが一つあると安心です。
飲み物は現地調達でOK
聖路加はLDRへ向かう動線上に自販機があります。私も「いろはす」をそこで購入し、そのまま診察室へ向かいました。
まとめ:経産の無痛は“別の出産”。毎回違う経験でした
2回目の無痛は、初産とは進み方も痛みも産後もまったく違いました。
「無痛分娩は毎回違う」という前提で準備しておくと気持ちがラクになります。
聖路加での無痛を検討している方の参考になれば幸いです。




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