ベビーシッターを定期で確保する現実的な方法|単発から始める探し方

定期のベビーシッターが見つからず悩む家庭向けに、単発から関係を作る探し方を解説した記事のアイキャッチ画像 保育園生活

「定期でお願いできるベビーシッターさんが全然見つからない」
これ、実際に探したことがある人なら、一度はぶつかる壁だと思います。

ちなみに我が家は、上の子が生後3か月の頃からベビーシッターを利用しています。
今は月に3〜6回、1回あたり6〜8時間ほど。
下の子は育休中なので平日は主に下の子、上の子は土日祝の利用が多い、という形です。

それなりに回数を重ねてきましたが、それでも
「定期でお願いしたいのに断られる」
「メッセージを送っても返事が来ない」
という経験は何度もあります。

「もっと上手な探し方があるのでは?」と考えたこともありました。
でも正直に言うと、魔法の方法はありません

ただし、試行錯誤する中で、
定期につながりやすくなる“現実的な考え方”は見えてきました。
それが、「最初から定期を狙わず、単発から関係を作る」という方法です。

この記事はこんな人向け

  • ベビーシッターを定期でお願いしたいのに、なかなか見つからない
  • メッセージを送っても断られることが多く疲れている
  • 「探し方が悪いのかな?」と自分を責めてしまいがち
  • 一発で決めるより、失敗しにくい探し方を知りたい

もし今、「他人を家に入れること自体に抵抗がある」と感じているなら、
無理に読み進めなくても大丈夫です。

私自身が、ベビーシッターに抵抗があった頃の気持ちと、その変化について書いた記事もあります。

なぜ「単発から始める」方が定期につながるのか

シッター側の心理的ハードル

定期依頼って、お願いする側からすると
「毎週来てもらえて安心」「予定が立てやすい」
というメリットがありますよね。

でも、シッターさん側から見ると、少し違います。

定期というのは、

  • 毎週・毎月、同じ時間を固定で空ける
  • 他の仕事や依頼を断る可能性がある
  • 家庭の都合で急に崩れるリスクもある

こうした見えない負担を引き受ける形でもあります。

しかも新規の家庭だと、

  • どんな親御さんか分からない
  • 子どもの様子も分からない
  • 要求が厳しすぎないか不安

この状態で「定期でお願いします」と言われたら、慎重になるのは自然です。
だから定期前提のメッセージは、最初から検討対象に入らないことも珍しくありません。

家庭側も見極めが必要

これは、シッターさんだけの話ではありません。

家庭側も、
「定期なら誰でもいい」わけではないですよね。

実際に単発でお願いしてみると、

  • メッセージのやり取りが噛み合わない
  • 説明した内容を読んでいない
  • 価値観や距離感に違和感がある

こういうことは、必ず出てきます。

定期は、
「この人なら長時間・長期間任せられる」
という信頼があって初めて成り立つもの。

その信頼は、プロフィールや評価だけでは判断できません。
単発は、家庭側にとっても大切な“見極め期間”なんです。

自動マッチング=博打という現実

正直に言うと、ベビーシッター探しはある程度の博打です。

条件を入力してマッチングしても、

  • 相性
  • コミュニケーションの質
  • 家庭との距離感

これらは、実際に関わってみないと分かりません

だから私は、
「一人に賭ける」のではなく、確率を上げる動き方をする
しかない、と割り切っています。

私がもし今から探すならこうする

最初から定期前提で探さない

もし今、ゼロから固定のシッターさんを探すなら、
私は最初から「定期でお願いしたいです」とは書きません。

メッセージでは、

  • 「まずは単発でお願いしたい」
  • 「お互いに合えば、継続も検討できたら嬉しい」

このくらいの温度感にします。

遠回りに見えますが、実はこれが一番現実的です。

10人に単発依頼を送る理由

少し極端に聞こえるかもしれませんが、
私は10人くらいに単発依頼のメッセージを送ると思います。

理由は単純で、

  • 返信が来ない
  • その時点でスケジュールが埋まっている
  • 条件が合わない

こうした理由で、実際に来てもらえる人はごく一部だからです。

最初から数人に絞ると、
「この人に賭ける」形になってしまい、外れたときのダメージが大きい。
数を打つことで、冷静に比較できる状態を作ります。

断られる前提で動く

この戦略で大事なのは、
断られる前提で動くことです。

断られる=自分や家庭が否定された、ではありません。

多くの場合は、

  • すでに予定が埋まっている
  • 定期は受けていない方針
  • 物理的に無理

それだけです。

感情を乗せず、淡々と次に進む。
これができるかどうかで、疲れ方が全然違います。

単発で見るべきチェックポイント

メッセージの一貫性・理解力

私がまず見るのは、メッセージのやり取りです。

例えば、

  • 募集文に書いてあることを読んでいない
  • 質問への答えがズレている
  • こちらの話を汲まず、自分の話だけする

こうした違和感は、実際のシッティングでも出やすいです。

逆に、

  • 要点を押さえた返答
  • 分からない点をきちんと確認してくる
  • やり取りがスムーズ

こういう方は、現場でも安心感があります。

プロフィール文章が「現実的かどうか」

星の数よりも、私が重視するのはプロフィール文章の中身です。

例えば、

  • 「どんなことができて、どこはできないか」が書かれている
  • 経験談がふんわりではなく、具体的
  • 理想論だけでなく、現実的な書き方をしている

こうした文章からは、
自分の立ち位置を理解しているかどうかが伝わってきます。

文章がしっかりしている人は、
トラブルが起きたときも落ち着いて対応してくれることが多い印象です。

「なんとなく不安」と感じたら、無理に進めません。

40〜50代の安定感という視点(あくまで一例)

これは絶対的な法則ではありませんが、
個人的には40〜50代で育児が一段落した方に、安定感を感じることが多いです。

  • 感情の波が穏やか
  • 家庭との距離感が適切
  • 長時間でもブレにくい

もちろん年齢だけで決めるものではありません。
ただ「長く任せられるか」という視点では、一つの参考にはなります。

実際に長く利用していくと、関係性がどう変わっていくのか。
年単位で使ってきた立場から書いたのが、こちらの記事です。

おわりに

ベビーシッターを長期で確保するには、
「一発で良い人を見つける」より、「時間をかけて関係を作る」
という発想が近道だと思っています。

単発を重ねるのは遠回りに見えて、
実は一番失敗しにくい方法

焦らず、期待しすぎず、でも諦めず。
その先に、「この人にお願いできてよかった」と思える出会いが待っているはずです。

「単発から始めて、関係を作る」と言われても、
その先のイメージが湧きにくいかもしれません。

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