「ベビーシッターって、正直ハードル高くない?」
「他人を家に入れるのがどうしても無理で…」
妊娠・出産をきっかけに、そんな悩みを検索したり、SNSで同じ気持ちの人を探したことがある方も多いのではないでしょうか。
私もまさにそうでした。
ベビーシッターが便利なのは分かります。
でも、知らない人を家に入れること、まだ小さい子どもを任せることには、強い抵抗がありました。
それでも今は、状況に合わせてベビーシッターを頼れるようになり、「無理かも」と思っていた当時の自分とは、だいぶ感覚が変わっています。
この記事では、
ベビーシッターに抵抗があった私が、どうやってその気持ちと折り合いをつけていったのか
実体験ベースで書いてみます。
「他人を家に入れるのが無理」と感じるのは普通のこと
抵抗感にはレベル差がある(図解イメージ)
ベビーシッターへの抵抗感は、「ある/ない」の二択ではありません。
実際には、こんなグラデーションがあると思っています。
- レベル3:強い抵抗感
他人を家に入れるのは、想像するだけでしんどい - レベル2:条件付きなら…
信頼できそうなら検討はしたい - レベル1:少し不安はあるけど興味はある
※どれが正しい・間違いではありません。
その時の環境や性格、過去の経験で大きく変わります。
「今はまだ不安だけど、条件が合えば使ってみたい」
そう感じている方には、いきなり定期を狙わない探し方がおすすめです。
「今は使わない」も立派な選択肢
抵抗感が強い状態で、無理にベビーシッターを使う必要はありません。
子育てを回す方法は、ベビーシッターだけではありません。例えば、
- 一時預かり
- 保育園や幼稚園の延長保育
- 家族や身近な人のサポート
大切なのは、「自分が安心できる選択をしているかどうか」。
ベビーシッターは万能な正解ではなく、あくまで選択肢の一つです。
それでも私がベビーシッターを使い始めた理由
上の子が生後3ヶ月のとき、現実に直面した
私がベビーシッターを使い始めたのは、上の子が生後3ヶ月の頃でした。
理由はとても現実的で、「このままだと自分がもたない」と感じたからです。
夫は平日は仕事で忙殺され、休日は正直、休みたい気持ちが強い。
夫の気持ちを尊重しようとすると、私の負担は減らない。
「誰かに頼らないと、長くは続かない」
そう思ったのと、東京都の一時預かり助成のこともあり、
初めてベビーシッターという選択肢を真剣に考えました。
最初は“任せる”というより“見てもらう”感覚
とはいえ、最初から安心して外出できたわけではありません。
最初の頃は、こんな使い方でした。
- 在宅したままお願いする
- 同じ空間で様子を見る
- 外出しても短時間だけ
「全部任せる」というより、一緒に見てもらう感覚に近かったと思います。
いわゆる「共同保育」を選んだ理由と注意点
このような使い方は、よく「共同保育」と呼ばれます。
私にとっては安心材料でしたが、注意点もありました。
というのも、シッターさんによっては、
- 子どもの注意がそれやすい
- 親がいることで不安になってしまう(いわゆる分離不安)
といった理由から、同室をあまりおすすめしない場合もあります。
そのため、最初にお願いするときは、
- 「最初は同室でお願いしたい」
- 「様子を見ながら調整したい」
など、事前に相談しておくことが大切だと感じました。
「無理」が「安心」に変わっていったプロセス
ある日突然ではなく、少しずつ
「この人なら大丈夫」と思えたのは、ある日突然ではありません。
何度か来てもらって、子どもの反応を見て、やり取りを重ねていくうちに、
気づいたら外出時間が少し伸びていた、という感じでした。
小さな安心が積み重なっていく
私の中で安心につながったのは、派手な出来事ではなく、日々の小さな積み重ねでした。
- 子どもが楽しそうに過ごしている
- こちらのやり方を尊重してくれる
- 報告が丁寧で、様子が想像できる
こうした小さな安心が積み重なることで、「不安」が少しずつ薄れていきました。
今なら当時の自分にこう伝えたい
今、当時の自分に声をかけるなら、こう言います。
「住んでいる地域(特に湾岸エリア)は需要が高いから、
信頼できる人は早めに“一人に絞らず、数人”見つけておいた方がいいよ」
完璧な一人を最初から探さなくていい。
複数の選択肢があるだけで、心の余裕は全然違います。
少しずつ慣れていった先で、
ベビーシッターとの関係性がどう変わっていくのか。
長く使ってみて初めて分かった感覚について、別の記事でまとめています。
まとめ
「他人を家に入れるのが無理」と感じる気持ちは、決しておかしくありません。
無理に使わなくてもいいし、使うなら、自分のペースで慣れていけばいい。
この記事が、
「今は無理だけど、いつか使うかもしれない」
そんな気持ちをそっと後押しできたら嬉しいです。






コメント