「バースプランって、結局なにを書けばいいの?」
「例文はいっぱい出てくるけど、自分の出産に本当に役立つのはどれ?」
私も1人目の妊娠中、「バースプラン 例」「バースプラン 例文集」「バースプラン 書いてよかったこと パパ」あたりをひたすら検索していました。
この記事では、聖路加国際病院で2回出産した経産婦として「書いてよかったこと」と「こう書けばよかったこと」を一次情報ベースで整理。そのうえで、どの産院でも使いやすいバースプラン例文集をまとめます。
「とりあえずコピペして、自分用にちょっと直せる」レベルを目指しているので、忙しいプレママさんでもサクッと書けるはずです。
バースプランとは?ざっくりおさらい
バースプランは、妊婦さんが「どんなお産にしたいか」を事前に医療スタッフへ伝えるための計画書です。
多くの産院では、妊娠後期の健診で用紙が配られ、入院前までに記入して提出します。当日、助産師さんや医師がパッと見て分かるように、短く・箇条書きで書くのがおすすめです。
…とはいえ、いざ書こうとすると「で、具体的に何を書けばいいの?」となりがちですよね。
結論|書いてよかったのは「現場の行動が変わる一文」だけ
2回バースプランを出してみて感じたのは、「なんとなくの理想」よりも「現場の行動が変わる一文」が圧倒的に価値が高いということです。
たとえば、
- 会陰切開について、どう説明してほしいか
- 無痛分娩の麻酔を、どのタイミングで入れてほしいか
- 生まれてすぐの赤ちゃんの写真や動画を撮りたいか
- 検査結果やリスクの説明を「オブラートあり/なし」どちらで聞きたいか
- 母乳や授乳について、どこまでサポートしてほしいか
こういう内容は、書いてあるかどうかで、当日の対応が本当に変わります。
逆に「いきみのタイミングを教えてほしい」など、もともと病院側が必ずやってくれることは、書かなくても大差ないなと感じました。
経産婦の私が「書いてよかったこと」「書けばよかったこと」
ここからは、聖路加で1人目・2人目を出産した私のバースプラン実例です。例文もつけているので、自分用にアレンジして使ってください。
① 会陰切開は「言わずに切ってほしい」(無痛分娩)
1人目・2人目ともに書いていたのがこれです。
私は「今から切りますね」と言われると構えてしまって余計に怖くなるタイプなのと無痛分娩だったので、会陰切開をするなら何も言わずにサッとしてほしいと書きました。
例文:
「会陰切開が必要な場合は、事前に知らせずにそのまま切ってください。」
実際、2回ともそのように対応してもらい、終わってから「あ、今切ってたんだ」と知るくらいで済みました。
② 生まれてすぐの赤ちゃんの写真を撮りたい
「生まれてすぐの子どもの写真を撮りたい」とバースプランに書いておいたことで、スタッフ側がそれを汲み取ってくれたのも大きかったです。
例文:
「生まれてすぐの赤ちゃんの写真を撮りたいので、可能であれば一言声をかけていただけると嬉しいです。」
分娩直後は自分も夫もバタバタしているので、「今撮れますよ」と声をかけてもらえたのは本当に助かりました。
③ 声かけはやさしく、でもお産の状況は具体的に知りたい
バースプランには、「助産師さん・先生の声かけはやさしくお願いします」と書いていました。
実際のお産では、私はお産の進み具合をけっこう細かく質問してしまうタイプで、
「子宮口いま何センチですか?」「あとどのくらいで生まれそうですか?」と都度聞いていました。
これ、正直バースプランに「お産の状況はできるだけ具体的に教えてほしい」と書いておけばよかったなと感じています。
例文:
「お産の進行状況(子宮口の開き具合や、あとどのくらいで生まれそうかなど)を、可能な範囲で具体的に教えていただきたいです。」
ナースコールや質問が苦手なタイプの人ほど、こういう一文はバースプランに入れておくと安心度が違うと思います。
④ 2人目では「できるだけ早く無痛の麻酔を入れたい」
2人目のときは、「できるだけ早く無痛の麻酔を入れたいです」とハッキリ書きました。
そのおかげか、病院到着後、比較的すぐに麻酔の相談と準備に進めた感覚があります。
例文:
「無痛分娩を希望しています。痛みに弱いため、可能であれば早めのタイミングで麻酔を入れていただきたいです。」
“早め”の基準は産院によりますが、「我慢強いほうではない」「痛みに弱い」と自己申告しておくのも一つの手です。
⑤ 母乳の与え方をマスターして帰りたい
1人目のバースプランには、「母乳の与え方をマスターして帰りたい」と書きました。
そのおかげか、入院中は助産師さんに何度もナースコールして、
「この抱き方で合ってますか?」「他のくわえさせ方も教えてほしいです」とどんどん聞けました。
例文:
「母乳育児に不安があるので、入院中に授乳の抱き方・くわえさせ方を何度か一緒に確認していただきたいです。」
私自身はナースコールに抵抗がないタイプですが、
そうでない人ほど、先に「授乳指導を積極的にお願いしたいです」と書いておくと動きやすいと思います。
⑥ 書けばよかったこと:検査結果は「事実ベースでストレートに」伝えてほしい
2人目のとき、新生児の聴覚スクリーニング検査で引っかかってしまい、小児科の先生から説明を受けました。
先生はとても言葉を選んでくださり、ショックを与えないようにとかなり遠回しな表現で説明してくれましたが、
私たち夫婦としては「事実ベースでどうなのか」を知りたかったので、ここは前提のすり合わせがズレていたなと感じました。
これは、バースプランに一言でも書いておけばよかったと強く思ったポイントです。
例文:
「検査結果やリスクの説明は、ショックを和らげる表現よりも、事実ベースでストレートに教えていただけると助かります。」
「やさしく伝えてほしい人」と「事実をストレートに知りたい人」は半々くらいだと思うので、ここは自分のタイプを書いておくと安心です。
書いたけど「正直、書かなくてもよかったかも」と思ったこと
逆に、1人目・2人目ともに「いきみのタイミングを教えてほしい」と書いていましたが、ここは正直、書かなくてもよかったなと思っています。
というのも、どの産院でも、医師や助産師さんが必ず「今いきみましょう」「呼吸だけにしましょう」と細かく指示してくれるからです。
もちろん不安であれば書いてもいいのですが、
優先順位としては「書けば現場の対応が変わること」を上に持ってきたほうが、バースプラン全体としては強くなります。
【パパ編】バースプランに書いてよかった&書いておきたい例文
検索でも多いのが「バースプラン 書いてよかったこと パパ」。
実際、パパ(夫)の立ち位置をどうするかは、当日の満足度にかなり影響します。
ここでは、夫に関するバースプランの具体的な例文をまとめます。
- 夫に分娩へ立ち会ってほしいです。気分が悪くなりやすいので、必要に応じて退室しても大丈夫です。
- 夫には手を握ってもらうより、写真・動画撮影係をお願いしたいです。
- 陣痛中、夫からの声かけが多いと疲れてしまうので、必要なときだけ声をかけてもらえると助かります。
- 検査結果や今後の説明は、可能であれば夫にも同席して伝えていただきたいです。
- へその緒カットは夫にしてもらいたいです(院内ルールで可能な場合)。
「立ち会う/立ち会わない」だけでなく、
『どう立ち会ってほしいか』『やめてほしいことは何か』まで書いておくと、夫婦ともにラクになります。
【コピペOK】ジャンル別バースプラン例文集
ここからは、どの産院でも使いやすいバースプラン例文をジャンル別にまとめます。自分の状況に合わせて削ったり言い換えたりして使ってください。
助産師・看護師さんへの希望(例文)
- 不安になりやすいので、やさしい口調で声をかけていただけると助かります。
- 痛みに耐えているときは、『上手にできてますよ』など前向きな言葉で励ましてほしいです。
- お産の進行状況を、ざっくりではなく、できる範囲で具体的に教えていただきたいです。
- 呼吸法やいきみのタイミングは、その都度指示していただけると安心です。
- 夫への声かけやサポート方法についても、必要に応じてご指示いただけると助かります。
- 医師やスタッフ間で、私の希望を簡単に共有していただけると嬉しいです。
分娩中の希望(例文)
- リラックスのため、自分で用意した音楽を小さめの音で流したいです。
- 可能であれば、分娩室の照明を少し落として、落ち着いた雰囲気にしていただきたいです。
- 動画・写真撮影をしたいので、タイミングがあれば一声かけていただけると助かります。
- 会陰切開は、必要な場合のみでお願いします。実施される場合は、事前の声かけは不要です。
- 分娩室には夫のみ立ち会いを希望します(院内ルールに従います)。
- 医療行為の細かい説明は、分娩中は簡潔で構いません。集中したいときは後からまとめて伺いたいです。
医療処置に関する希望(例文)
- 処置の前には、短く一言で内容を教えていただけると安心します。
- 麻酔や点滴については、事前に概要だけ説明をお願いしたいです。
- 帝王切開になる場合は、可能であれば先に家族への説明もお願いしたいです。
- 検査結果やリスクの説明は、オブラートではなく事実ベースでストレートに教えていただきたいです。
- 輸血・薬剤投与など大きな判断が必要な処置は、可能な限り事前に相談させてください。
分娩直後・赤ちゃんに関する希望(例文)
- カンガルーケアを希望します(医療的に問題なければ)。
- 夫が最初に抱っこするタイミングを作っていただけると嬉しいです。
- 胎盤を一度見せていただきたいです。
- 赤ちゃんの計測の様子を、可能であればその場で見学したいです。
- へその緒カットを夫にしてもらえる場合は、お願いしたいです。
- 出生直後からの母子同室を希望しますが、私や赤ちゃんの体調によっては柔軟に対応いただきたいです。
入院中の希望(例文)
- 母乳育児にチャレンジしたいので、授乳姿勢やくわえさせ方を何度か一緒に確認していただきたいです。
- 混合育児で、無理のない範囲で進めたいと考えています。
- 夜間はできるだけ休みたいので、必要に応じて新生児室で預かっていただけると助かります。
- 体調が悪い日は、授乳よりも休養を優先させていただきたいです。
- 退院前に、授乳や抱っこの仕方を最終確認していただけると安心です。
- 家族との面会時間については、院内ルールの範囲で柔軟に相談させてください。
経産婦ならではの一言(2人目以降のバースプラン例)
- 上の子のことが気になりやすいので、必要な連絡タイミングがあれば教えていただきたいです。
- 2人目以降でお産の流れはおおよそ理解していますが、ポイントだけ簡単に声かけしていただけると助かります。
- 1人目のときに授乳で苦労したので、今回は早めから混合育児も視野に入れて進めたいです。
- 経産婦なので、早めに麻酔や処置の相談ができると助かります。
10分で書くバースプラン|最小セットの考え方
最後に、「全部書くのはしんどい…」という人向けに、10分で書ける最小セットの考え方をまとめます。
- ① 「これだけはイヤ」を3つ書く
例:会陰切開の説明の仕方、過度な声かけ、オブラートに包まれすぎた説明 など - ② 「現場の行動が変わりそうな一文」を3つ書く
例:麻酔のタイミング、赤ちゃんの写真、授乳サポート など - ③ ナースコールや質問が苦手なら、その旨を書いておく
「自分からは質問しづらいので、必要があれば声をかけていただけると助かります。」
この3つだけでも、バースプランとしての機能はかなり果たせます。
まとめ|バースプランは「理想」より「安心材料」を書く
バースプランは、「理想のお産を全部叶える魔法の紙」ではありません。
でも、自分の大事にしたいポイント・苦手なこと・判断してほしい軸を書いておくことで、当日の後悔やモヤモヤは確実に減らせます。
2回出産して感じたのは、「書けば叶う」より「書いておくと、現場が動きやすくなる」ということ。
この記事の例文をたたき台にしつつ、あなたの「安心材料」を数行だけでも言語化してみてください。
バースプランづくりが、少しでもラクになりますように。
