この記事では、ニューヨークで10年以上暮らし、ホームパーティーが大好きなマダムに教わった“本場アメリカ流”ターキー丸焼きレシピをご紹介します。
「コストコの冷凍ターキーをどう調理すればいいかわからない」「せっかくなら本場っぽい味に仕上げたい」という方向けに、解凍スケジュールから下ごしらえ、焼き上げ、ソース作りまで順番にまとめました。
この記事を読めば、コストコの冷凍ターキーを買ってから、食卓に並ぶまでの全行程がイメージできるようになります。
丸ごとのお肉ってハードル高そうに見えますが、普段の自炊はミールキット中心の私でもできました。クリスマスやパーティーにぜひ！
コストコ冷凍ターキーが食卓に並ぶまで
コストコでは冬になると、約7kgサイズの冷凍ターキーが並びます。解凍に4日、下ごしらえに1時間、焼き上げに3時間ほどかかるので、逆算して準備するのがおすすめです。
今回購入した冷凍ターキーはこちらです。
2023年12月に購入したときは、100gあたり108円・7.15kgで税込7,722円でした。賞味期限は翌年6月まで。
ここからは、購入日から当日までの流れを順番に見ていきます。
【数日前】解凍は「そのまま冷蔵庫へ移すだけ」
調理予定日の4日前になったら、買ってきた袋のまま冷蔵庫へ移します。
レシピによっては「3日前からでOK」と書かれていることもありますが、冷蔵庫の温度や置き場所によっては中心部が凍り残ることも。確実に解凍したいので、我が家では4日前スタートにしています。
【数日前】100均で揃えた小物
今回、新たに用意したのは深型アルミプレートとタコ糸（調理用）の2つだけです。
アルミプレートは、焼いている間に大量の肉汁が出るので、2〜3cm以上の深さのものがおすすめ。タコ糸は、ターキーの足や羽をまとめるために使います。耐熱の調理用であればどれでもOKです。
冷凍ターキーを開封する
解凍が終わったら袋を外します。中はすでに内臓が抜かれていて、空洞の部分にビニール詰めのレバーとハツが入っています。
まずは白いビニールと、ターキーを固定しているプラスチックの棒を外します。中心がまだ少し凍っている場合は、ぬるま湯を当てながらゆっくり抜きます。
このままシンプルに焼いても十分おいしいのですが、今回は本場っぽい仕上がりにするため、スタッフィング（詰め物）を作って中に詰めていきます。
【調理①】スタッフィング（詰め物）を作る
スタッフィングとは、ターキーのお腹に詰める具材のことです。パンやプルーン、ナッツなど、家にあるものでアレンジできます。
我が家のスタッフィングの具材は次の通りです。ターキーの肉汁がたっぷり染み込むので、何を入れてもだいたいおいしく仕上がります。
スタッフィングの作り方
- フランスパンを一口サイズに角切りにする。レバー・ハツ、むき甘栗、プルーンも一口サイズに切る。玉ねぎはみじん切りにする。
- フライパンに油をひき、レバー・ハツ・にんにく・玉ねぎを入れて、玉ねぎが透き通るまで炒める。塩・コショウとハーブ類で味をととのえる。
- ①と②、パンをボウルに入れてよく混ぜる。
【調理②】スタッフィングを詰めてタコ糸でまとめる
スタッフィングを、ターキーの内臓が入っていた空洞部分にギュッギュッと詰めます。かなりパンパンになるので、ここは少し力仕事です。
詰め終えたら、焼いている最中に中身がこぼれないよう、タコ糸で足と羽を縛ってまとめます。
【調理③】表面に油を塗って、オーブンでじっくり焼く
表面に油を薄く塗り、深型アルミプレートごとオーブンへ。ひっくり返しながら、片面約2時間・もう片面約1時間半の合計3時間半ほど焼きました。
コストコの冷凍ターキーには、中まで火が通るとポコッと飛び出すポップアップタイマーが付いています。「中まで焼けているか不安…」という心配がグッと減ります。
【調理④】肉汁とジャムで作る2種類のソース
ソースは、焼き上がりの肉汁を使ったグレイビーソースと、クランベリージャムで作る簡単ソースの2種類を用意しました。
グレイビーソース
アルミプレートにたまった肉汁をそのままソースとして使います。足りない場合は塩・コショウで軽く味をととのえればOKです。
クランベリーソース
冷凍クランベリーから煮詰めてもよいのですが、今回は手軽にクランベリージャムをお湯で少し溶いてソース状にしました。甘酸っぱくて、ターキーにもパンにもよく合います。
完成！
まとめ：準備したものとスケジュール
今回は、我が家流の「コストコ冷凍ターキーの焼き方」をまとめました。
冷凍ターキーは、解凍4日・下ごしらえ1時間・オーブン3時間と、準備に時間がかかる料理です。クリスマスやホームパーティーの日程から逆算して、余裕をもって仕込んでおくのがおすすめです。
