子育て中のキッチンって、「ちゃんとやろう」とすると一気に回らなくなります。下ごしらえは面倒、洗い物は増やしたくない、でも物も増やしたくない。今まさにそんな状態で検索している方も多いと思います。
私自身、料理が得意・好きというより、必要だからやっているタイプです。総菜より自炊のほうがコスパがいいからやる、という感覚でオイシックスも使っています。作り置きは、平日昼の自分用と、リモートワーク中の夫にすぐ出せるようにするため。
食洗機メインで、手洗いは最小限。賃貸なので、キッチンツールも増やしすぎたくない。
そんな前提の中で、「これは買ってよかった」と言えたものだけをまとめました。全部そろえる必要はありません。今つらいところだけ拾い読みで大丈夫です。
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【前提】我が家の料理は「好き」ではなく「必要だから」
まず前提として、我が家は料理が趣味というタイプではありません。やる理由はシンプルで、総菜や外食より自炊のほうがコスパがいいから。
とはいえ、気合で回すのは無理なので、オイシックスのような手間をお金で減らす選択もしています。作り置きも、丁寧さや映えのためではなく、生活を回すためです。
- 平日昼に自分がさっと食べる
- リモートワーク中の夫にすぐ出せる状態にする
この前提があるので、キッチンツールも「便利そう」では選びません。判断基準は、だいたい次の3つです。
- 食洗機前提で使えるか
- 出す・使う・片付けるが迷わないか
- 賃貸でも邪魔にならないか
下ごしらえがつらい人向け|無理なく自炊を続けるキッチンツール
下ごしらえで一番きついのは、時間よりも気力が削られることでした。特に、みじん切りと千切りは「分かってるけどやりたくない」作業。ここは道具で割り切っています。
玉ねぎ専用にして正解だった|ブンブンチョッパー
導入したのは2025年で、第2子妊娠をきっかけに「体力が落ちる前提」で考えました。用途はほぼ玉ねぎのみじん切り専用です。
ハンバーグなど、みじん切りが必要なメニューは限られています。でも包丁でやると、毎回地味に気力を持っていかれる作業でした。
ブンブンチョッパーがあると、「とりあえず回せば終わる」。
体感では、工数は1/5以下になりました。
欠点は洗い物が増えること。ただ、玉ねぎ専用と割り切っているので、軽く洗うだけで済ませています。万能ではありませんが、「一番しんどいところ」を確実に潰してくれました。
千切りを諦めなくて済んだ|野菜スライサーセット
以前はおろし器タイプのスライサーを使っていましたが、台が安定せず千切り自体がストレスでした。キャロットラペや大根の千切りをよく食べるので、買い替えました。
選ぶときに重視したのは、
- 千切りが安定してできること
- 包丁スキルに左右されないこと
実際によく使っているのは千切りと薄切りだけ。購入したのは1台8役ですが、使っていない機能のほうが多いです。
収納はパーツが多く、多少ストレスはあります。それでも、千切りを「やらなくならない」状態にできたので、十分元は取れました。
洗い物を減らしたい人向け|食洗機前提で選んだもの
洗い物対策で一番効いたのは、洗い上がりを疑わなくていいことでした。毎回確認しなくていいだけで、台所に戻る気がかなり楽になります。
保存容器はこれで回っている|イワキの耐熱ガラス保存容器
iwakiを使い始めて半年ほど経ちます。それまで使っていたプラスチック容器は、食洗機後の水滴残りや洗い残しが地味なストレスでした。
iwakiは完全密閉ではありません。スープを入れて傾ければ漏れます。ただ、我が家は倒して保存する使い方をしないので、問題になりませんでした。
それよりも、ガラスで凹凸が少なく、水滴が残りにくいことのほうが重要でした。「洗えた=OK」で次に進めるようになったのは、大きな変化です。
200ml、450〜500ml、1Lを使っていますが、 200mlと450ml前後はほぼ毎日使っています。

イワキの耐熱ガラス保存容器については、別記事で詳しく紹介しています。
ちょい切りでも出す気になる|食洗機対応まな板(S・M)
食洗機対応の小さめまな板を、SとMの2サイズ使っています。
- S:ちょっと切って、そのまま食洗機
- M:キャベツなど、しっかり切るとき
「大きいまな板を出すほどじゃない」場面でも、Sがあると包丁を使う気になります。結果として、調理のハードルが下がりました。

洗い残しを考えなくていい|サーモス・無印のシリコン系ツール
サーモスのナイロントングや、無印のシリコン系ツールは、食洗機に放り込める安心感が大きいです。
細かい溝が少なく、洗い残しを気にしなくていい。 結果として、考えること自体が減りました。
物を増やしたくない人向け
物を減らすより、迷いを減らすほうが、キッチンは回りやすくなりました。
一番ラクになったのはこれ|山崎実業の調味料ラック
正直、この中で一番「生活が変わった」と感じたのが、山崎実業の調味料ラックです。
導入前は、調味料を棚や引き出しに分散して置いていました。致命的ではないけれど、料理中に毎回一瞬だけ探す状態でした。
調味料ラックを入れてからは、定位置が一目で分かるようになりました。上から見て把握できるので、考えずに手が伸びます。
印象的だったのは、料理をしない夫から 「これ、いい買い物したね」と言われたこと。使わない人にも分かりやすい配置だったのだと思います。

8役あっても全部は使わない|それでも後悔しなかった理由
スライサーもそうですが、「全部使えない=失敗」ではありませんでした。
判断基準は、困っていた作業が解決するかどうかだけ。全部使いこなす前提をやめたことで、後悔が減りました。
逆に、買ってやめたキッチンツールもあります
オイルボトルは我が家には合わなかった
見た目が良いと思って買いましたが、液だれと衛生面が気になり、使わなくなりました。
結果として、オイルは少量を買ってそのまま使うほうが、我が家には合っていました。増やさない判断も、立派な選択だったと思います。
全部そろえなくていい。同じ状況の人へ
ここに出てきたのは、生活を回す中で実際に残ったものだけです。どれも必須ではありません。
下ごしらえがつらい、洗い物がしんどい、物を増やしたくない。今一番つらいところから、ひとつだけ拾えば十分です。


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