産後0〜2か月は、悪露・後陣痛・会陰痛・薬の副作用・急激なホルモン変化・睡眠不足が重なる「身体も心も不安定な時期」。しかも、1人目と2人目では痛みも回復も全く違いました。
この記事では、私自身の1人目・2人目の実録だけを使い、産後0〜2か月のリアルな変化をまとめます。
結論
- 悪露は3週間でゼロに(両方とも)
- 後陣痛は2人目のほうが圧倒的に痛い
- 会陰痛は1人目が激痛、2人目はほぼなし
- 鉄剤+降圧薬の副作用で下痢・緑便が10日以上
- メンタルは1人目が断トツでつらい/2人目は生活導線で改善
- 2人目は産後1.5か月で生理再開→生理痛が悪化
- 低用量ピル不可でジェノゲスト服用(性欲減退あり)
ここからは、産後0日〜2か月までを時系列で、痛み・メンタルの違いごとにまとめます。
悪露|私の減り方と3週間でゼロになるまで
悪露は1人目も2人目もほぼ同じ流れでした。
- 産後1日目:ピーク(量が多い)
- 産後2〜5日:ピークの半分くらいに減る
- 産後1週間:量は2〜3割程度
- 産後2〜3週間:ゆっくり減りゼロへ
- 産後3週間:ほぼ完全に消失
産院の先生からは「こぶし大の悪露が出ない限り連絡しなくてOK」と言われていたので、レバー状のものが少量出ても気にせず様子見。実際、問題なくそのまま収まりました。
後陣痛・恥骨痛|2人目が圧倒的に強かった理由
後陣痛は「人数が増えるほど痛い」とよく言われますが、私の場合は本当にその通りで2人目は明らかに強烈でした。
- 1人目:ほぼ気にならなかった
- 2人目:授乳のたびにズキッとした痛みが走る。恥骨痛も強かった
- 痛みが続いた期間:産後1週間弱
助産師さんに「授乳中だけ痛むなら100%後陣痛」と言われ、納得。毎回の授乳が小さな覚悟を必要とするほどでした。
会陰痛|1人目だけ激痛だった話
会陰痛は1人目と2人目で正反対でした。
- 1人目:無痛の麻酔が切れた産後0日目から激痛
- 痛すぎて早朝4時に個室で一人で泣くほど
- 眠れない。痛み止めを増量してもらってなんとか耐えた
- ただし翌日からの日常動作は普通にできた(ここは安心ポイント)
- 2人目:自然に少し切れた程度で、痛みほぼなし
「同じ出産でもこんなに差が出るのか」と驚いた項目です。
薬の副作用|鉄剤で下痢・緑便が続いた
産後は鉄剤と降圧薬を併用していたため、副作用がしっかり出ました。
- 下痢が続く
- 緑便が出る
- 10日以上安定しない
- 血圧は産後3週間ほどで安定
体力が落ちている産後の下痢はシンプルにきつかったです。
産後メンタル|1人目は崩壊、2人目は生活導線で安定
1人目が圧倒的につらかった理由
- 未知の連続で見通しゼロ
- 夫が在宅でも会議続きで“いないも同然”
- 夫への期待→絶望
- 睡眠不足・体の痛み・赤ちゃんが寝ない
- 判断力ゼロで献立を決めるだけで地獄
2人目が安定した理由
- 生活導線が整っていた(Oisix導入)
- 赤ちゃんのお世話は経験値で対応できた
- むしろ上の子のイヤイヤ期が地獄
- 赤ちゃんのお世話が癒しタイムになった
- 夜まとまって寝る日があり、メンタルの揺れ幅が小さくなった
生理再開とその後|痛み悪化→ジェノゲストで改善
2人目は完全ミルク育児だったため、産後の生理再開が早く1.5か月で戻ってきました。
ただ、再開後の生理は明らかに痛みが強く、初日は家事育児がつらいほどでした。
低用量ピル不可 → ジェノゲストを選んだ理由
妊娠高血圧症候群の既往があるため、一般的な低用量ピル(エストロゲン含有)は不可。医師と相談し、産後2回目の生理からジェノゲスト(黄体ホルモン)を服用しています。
- 効果:生理痛が大幅に緩和し、生活が回るようになった
- 負担:朝夕の1日2回服用が地味にきつい
- 副作用:性欲減退があったため、パートナーと話し合っておくと良い
まとめ|産後の回復は“幅”で見る
悪露、痛み、薬の副作用、メンタル、生理再開。どれも誰かの平均値では測れないほど個人差があります。
ただ、1人目と2人目を比べることで分かったのは、産後の回復はパターンではなく幅で捉えるということ。
どれだけ痛くても、揺れても、回復のリズムは必ず戻ってきます。この実録が、同じ時期を過ごしている誰かの安心材料になれば嬉しいです。

コメント