産休にやってよかったこと・やらなくてよかったこと(1人目&2人目の本音ベース)

産休にやってよかったこと・やらなくてよかった記事のアイキャッチ 出産準備・新生児期のくらし

産休って、「時間はあるけど、体力と気力はない」みたいな微妙なバランスになりがちでした。私も、1人目・2人目どちらの産休も、体感としては8割くらい寝ていたと思います。

それでも、動ける日にちょっとだけやっておいたことが、産後の自分をだいぶ助けてくれました。一方で、「これは別にやらなくてよかったな」と思ったこともあります。

この記事では、私が産休中に実際にやったことを、

  • やってよかったこと
  • やらなくてよかったこと
  • やっておけばよかったこと

に分けて、あまりキラキラしないリアル寄りでまとめておきます。

  1. 出産準備でやってよかったこと
    1. ① 出産書類を“出産日を書くだけ”の状態にしておいた
    2. ② ベビーカー・チャイルドシートの「実物チェック」だけはする
  2. 仕事まわりでやってよかったこと
    1. ③ パスワード・業務アカウントの総整理
  3. お金まわりでやってよかったこと
    1. ④ 口座・クレカ・サブスクの整理
    2. ⑤ FP相談で「そもそも保険とは?」を理解した
    3. ⑥ ChatGPT(無料)で教育費と税金のざっくり設計をした
  4. 家の環境づくりでやってよかったこと
    1. ⑦ 家全体の断捨離(1日1エリアだけやる)
    2. ⑧ 大掃除は自分で頑張らずプロに投げた
    3. ⑨ 上の子のキッズスペースを見直した
  5. 食事の準備でやってよかったこと
    1. ⑩ 宅食&ネットスーパーを「試すだけ」やっておいた
    2. ⑪ 白ごはんドットコムで「ちゃんと作れるメニュー」を増やした
  6. 心と体を守るためにやってよかったこと
    1. ⑫ 散歩・ストレッチは「できる日だけ」やった
    2. ⑬ カフェは「本当に行きたい店だけ」行った
    3. ⑭ 推しへ軽い応援コメントを送った
    4. ⑮ 夫婦で「出産前最後のごちそう外食」をした
  7. 保活(保育園探し)でやってよかったこと
    1. ⑯ 「保活って何?」状態から、とりあえずルールだけ読んだ
    2. ⑰ 候補園だけピックアップしておいた(1人目)
  8. 「やらなくてよかった」と思ったこと
    1. ⑱ SNSで見るような“丁寧な産休”を無理にやること
    2. ⑲ むやみに人と会いまくること
  9. 「やっておけばよかった」と思っていること
    1. ⑳ 職務経歴書のブラッシュアップと求人チェック
    2. ㉑ 家事代行サービスを一度試しておくこと
    3. ㉒ 新生児フォトの候補を決めておくこと
    4. ㉓ 葉酸サプリは「飲むかどうか」を早めに決める
  10. まとめ|「できる日に1つ進めば十分」くらいでちょうどよかった
  11. この記事で登場したサービスまとめ

出産準備でやってよかったこと

① 出産書類を“出産日を書くだけ”の状態にしておいた

産後は、細かい書類と向き合う気力が本当にありませんでした。
なので、産休中の頭がまだ動くうちに、次の書類は全部書けるところまで埋めました。

  • 出産一時金
  • 出産手当金
  • 育休給付金

医師記入欄だけ空欄にして、書類一式を入院バッグにIN。提出先の会社名や住所も封筒に書いておき、退院後は出産日だけ書いて夫に投函してもらうだけにしていました。

② ベビーカー・チャイルドシートの「実物チェック」だけはする

ベビーカーとチャイルドシートは、産休中に一度赤ちゃん本舗で実物を触りました。

  • 押し心地
  • 重さ
  • たたみやすさ
  • 車への積みやすさ(チャイルドシート)

最終的な購入はネットでも、「現物を一度見ておく」だけで不安がかなり減るので、ここは産休中にやってよかったことの一つです。(詳しいレビューは別記事予定)

仕事まわりでやってよかったこと

③ パスワード・業務アカウントの総整理

1人目の復職時、社内システムやメールのパスワードをほぼ全滅させてしまい、復職初日はほとんどパスワードリセットで終わるという地獄を見ました。

2人目の産休では、その反省を込めて次をやりました。

  • 社内システム・ツールのアカウント一覧をメモ
  • パスワード管理ツールに集約
  • どこに何があるか、最低限の一覧を残す

「復職初日から仕事に入れるかどうか」がかなり変わるので、これはやっておいてよかったです。

お金まわりでやってよかったこと

④ 口座・クレカ・サブスクの整理

まずはお金の入り口と出口を、できるだけシンプルにしました。

  • 銀行口座:学生時代や同棲時代の名残も含めて6→2口座に集約
  • クレカ:ポイントが分散しないように2枚だけ残す
  • サブスク:ほぼ使っていない動画・雑誌系は解約、Netflixは「産休中だけ加入」

難しいことはしていませんが、「ここから入ってここから出る」が分かるだけで家計の見通しがかなりよくなりました。

⑤ FP相談で「そもそも保険とは?」を理解した

産休に入って「会社員 節税」と検索したら、すぐに出てきたのがふるさと納税積立型保険でした。

当時の私は「保険って何?」レベルだったので、一度FPさんに基本から教えてもらいました。

よく「NISAでよくない?」とも言われますが、会社員の場合、控除が使える積立保険は節税メリットが出やすい一面もあります。私が最終的に選んだのは、次の2つです。

  • 学資保険(夫名義・最低金額)
  • 個人年金保険(節税 × 将来のリスク分散・最低金額)

医療保険は、高額療養費制度があるので現時点では未加入。ただ、昨今の状況を見ると「がん特化保険」は、保険営業の友人に相談しつつ、のんびり探している最中です。

▶ 妊娠・子育て世帯向けの無料FP相談
ベビープラネット(保険相談)

⑥ ChatGPT(無料)で教育費と税金のざっくり設計をした

FPさんの話だけだと、自分の細かい条件までは反映しきれないので、ChatGPT(無料版)にもかなり助けてもらいました。

  • 大学までにざっくりいくら必要になりそうか
  • 月いくら積み立てると、将来いくらになりそうか
  • NISAと保険の役割をどう分けるか
  • 医療費控除・扶養・ふるさと納税など税金まわりの基本

専門家に全部委ねるのではなく、自分で「何となく構造が分かる」レベルまで理解できたのは、産休中にやってよかったことの一つです。

家の環境づくりでやってよかったこと

⑦ 家全体の断捨離(1日1エリアだけやる)

産後はどのスペースもほぼ手つかずになるので、産休中に家全体の断捨離をしました。

と言っても、一気にやるのは無理なので、

  • 今日は冷蔵庫だけ
  • 今日はクローゼットだけ
  • 今日は洗面所だけ

という感じで「1日に1カ所だけ片づけられたら合格」くらいのペースで進めました。

  • 冷蔵庫・パントリー
  • 洗面所・トイレ
  • クローゼット
  • デスク周り・本棚
  • 玄関
  • オタグッズの箱

売れそうなものはメルカリへ、それ以外で手放したいもの(私の場合はクローゼットの洋服)は、宅配買取を使って一気に手放しました。

▶ ダンボールに詰めて送るだけの宅配買取
エコリング(宅配買取)

⑧ 大掃除は自分で頑張らずプロに投げた

キッチン(換気扇)・お風呂・エアコンなど、妊娠後期の体には正直きつい場所は、自分でやるのをやめました。

  • エアコン1台:9,000円前後
  • キッチン周りセット:約2万円

同じ時間かけても、プロと同じレベルの仕上がりには絶対ならないので、ここは必要経費と割り切りました。

▶ 妊娠中に大物だけ外注しておく
おそうじ本舗

⑨ 上の子のキッズスペースを見直した

上の子が2歳で、第2子が生まれたら今のレイアウトでは確実に破綻するなと分かっていたので、産休中にキッズスペースも見直しました。

  • 棚の位置を変えて、子どもの動線を安全にする
  • よく遊ぶおもちゃだけ手の届くところへ
  • あまり遊ばないおもちゃは一旦しまう

ここをやっておいたことで、2人育児スタート後の生活はかなりラクになりました。

食事の準備でやってよかったこと

⑩ 宅食&ネットスーパーを「試すだけ」やっておいた

1人目の産後は、

  • Uberは高い
  • コンビニやスーパーの惣菜は偏りがちかつ割高
  • 夫は料理ができない

という三重苦で、食事まわりが本当にきつかったです。

そこで2人目の産休中は、

などを「どんな感じか一通り試す」ことにしました。産後は、初めてのサービスを試す気力がないので、ここは産休中にやっておいてよかったです。

⑪ 白ごはんドットコムで「ちゃんと作れるメニュー」を増やした

合わせて、白ごはんドットコムで料理の基礎を学び直しました。

  • 親子丼
  • 素を使わない浅漬け
  • ピーマンの肉詰め

食材の下処理や調味の基本が分かるだけで、CookDo頼りから少しだけ卒業できました。かぶなど、仕事しているとあまり触らない食材にも挑戦できて、健康的でコスパもいいおうちごはんが増えました。

心と体を守るためにやってよかったこと

⑫ 散歩・ストレッチは「できる日だけ」やった

運動は「毎日やる」と決めるとしんどいので、最初からできる日だけでいいと割り切っていました。

  • 体調のいい日に少しだけ散歩
  • 2人目のときは、上の子の保育園お迎えがそのままリフレッシュになった
  • YouTubeで「マタニティ ストレッチ」を、気が向いた日にだけ再生

特に夏場は外に出るだけでしんどいので、ショッピングモールを少し歩くだけの日も多かったです。義務にしないほうが結果的に長続きしました。

⑬ カフェは「本当に行きたい店だけ」行った

カフェは全く行かなかったわけではなく、どうしても行きたかったフルーツパーラーなどには産休中に行きました。

ただ、「毎週カフェでゆっくり」は体力的にきつかったので、回数も店もかなり絞ったというのが正直なところです。

⑭ 推しへ軽い応援コメントを送った

産休中、好きな漫画家さんに人生で初めてファンレターを書きました。とはいえ手紙は重い…という人は、SNSで一言コメントを書くくらいでも十分だと思います。

アーティストやYouTuber、作家さんなど、「推せるときに推す」のは、自分の気持ちの整理にもなりました。

⑮ 夫婦で「出産前最後のごちそう外食」をした

出産後2〜3ヶ月は、夜の外食はほぼ無理だと思っていたので、産休中に「出産前の景気づけ」として夫婦ディナーを入れました。

一休レストランで記念日向けのお店に絞って探し、最終的にミッドタウン日比谷のサローネTOKYOを選びました。

雰囲気もサービスも素晴らしく、「出産前にここに来られてよかった」と素直に思えた時間でした。

保活(保育園探し)でやってよかったこと

⑯ 「保活って何?」状態から、とりあえずルールだけ読んだ

最初は本当に「保活ってそもそも何?」というところからのスタートでした。自治体の手引きを読んでも、点数制度や加点条件など分かりにくい部分が多く、正直ピンとこないところも多かったです。

それでも、

  • 点数が付く条件のおおまかなイメージ
  • どの月齢で申し込むとどうなりそうか

くらいはつかめたので、「全く知らない」状態からは脱出できました。

自治体によっては、役所に保活ガイド(相談員)のような担当者が配置されていることもあるので、読んでも分からなかったところは直接聞きにいくのも手だと思います。

⑰ 候補園だけピックアップしておいた(1人目)

1人目のとき、産休中にやったのはあくまで「候補園のピックアップ」までです。

  • 自宅からの距離
  • 預かり時間
  • 園の方針(延長保育・給食など)

見学自体は産後に行ったのですが、そのとき「保育園はスペックだけでは絶対に分からない」と痛感しました。

  • 園長や管理職の保育観
  • 職員さんの雰囲気や声かけ
  • 子どもの動線・安全性

2人目は、1人目と同じ園に入れる予定だったので改めて見学はしていません。ただ、0歳4月入園を狙う人は、できれば産休中に見学までやっておいたほうが安心感は全然違うと思います。

「やらなくてよかった」と思ったこと

⑱ SNSで見るような“丁寧な産休”を無理にやること

パン作り、刺繍、手間のかかる手作りごはん…みたいな「丁寧な産休生活」は、SNSで見る分には素敵ですが、私は体力的にも気力的にもそこまで頑張る余裕はありませんでした。

やりたいならやればいいし、やりたくないならやらなくていい。無理に自分をそちら側に寄せる必要はなかったなと感じています。

⑲ むやみに人と会いまくること

妊娠中は体調が読めない上に、外出するとお金も体力も消耗します。私は、

  • 当日ドタキャンしても関係性が崩れない相手

とだけ会うようにして、それ以外は無理に予定を入れませんでした。
これは結果的に正解だったと思います。

「やっておけばよかった」と思っていること

⑳ 職務経歴書のブラッシュアップと求人チェック

職場で「育児と仕事を両立できているワーママ」が少ない環境ほど、復職後に「やっぱり転職したい」という話は本当に多いです。

私は新卒で早期退職して正社員未経験から転職したときはリクナビNEXTを使っていましたし、今は人材業界で働いているので、求人サービスの「向き・不向き」は肌感があります

  • ママワークス:在宅・時短・パート/派遣など、育児と両立しやすい働き方向け
  • Indeed:パート・派遣・正社員をまとめてざっくり検索したいときに便利
  • リクナビNEXT:正社員×未経験〜第二新卒あたりの王道

「育児中だと不利かな…」と思いがちですが、20代〜30代前半であれば、転職市場では若さだけで十分に強みです。条件調整は必要でも、「どうせ無理」と最初から諦めなくてよかったな、と今振り返って思います。

㉑ 家事代行サービスを一度試しておくこと

私は宅食でなんとか回していたので使わなかったのですが、今思えば、家事代行は産休〜育休のどこかで一度試しておけばよかったなと思っています。

▶ スポットで試しやすい家事代行
1時間2,790円(税込)〜の家事代行サービスCaSy

㉒ 新生児フォトの候補を決めておくこと

1人目のとき、新生児フォトを撮りたい気持ちはあったものの、産後ヘロヘロな中で業者を探す余裕がなく、そのまま流れてしまいました。2人目も「1人目でやっていないし…」と見送り。

本気で撮りたいなら、産休中にスタジオや出張カメラマンの候補だけでもピックアップしておけばよかったなと思います。

▶ 出張撮影サービスの候補
fotowa(フォトワ)

㉓ 葉酸サプリは「飲むかどうか」を早めに決める

私は妊娠中、葉酸サプリも飲んでいました。種類が多すぎて迷うので、「飲むと決めるなら早めに決める」がよかったなと思います。

▶ 妊娠中に検討した葉酸サプリ
元気な赤ちゃんのためにたっぷりの栄養を【ALOBABY葉酸サプリ】

まとめ|「できる日に1つ進めば十分」くらいでちょうどよかった

私の産休は、キラキラでもストイックでもなく、ほとんど寝て過ごしつつ、動ける日に1つだけ進めるくらいのペースでした。

それでも、

  • 出産後の事務作業がラクになった
  • 家とお金の流れが少しスッキリした
  • 産後の自分をちょっとだけ助けられた

と感じています。産休は「整える2割・休む8割」くらいで十分だと思います。全部やる必要はもちろんないので、できそうなところだけつまみ食いしてもらえたらうれしいです。

この記事で登場したサービスまとめ

本文中で登場したサービスをまとめておきます。気になるものがあれば、体調と相談しながらチェックしてみてください。

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