東京スカイツリー®のチケットは、前売り・当日券・セット券・特別プランなど種類が多く、「どれが最安? どの方法なら並ばずに入れる?」と迷いやすいスポットです。私自身、デート・観光で3回、乳児連れで1回訪れてみて、初めて気づいたことがたくさんありました。
特に週末のスカイツリータウンは想像以上に人が動いていて、選ぶチケットによって時間の使い方も、満足度も、疲労感も大きく変わると実感しています。本記事では旅行ガイドの視点で、料金・割引・チケットの最適解を「実際に行ってわかったリアルな感覚」と共にまとめました。
スカイツリーのチケットは大きくわけて4種類だけ
名称は多く見えますが、旅行者目線で理解しておけば良いのはこの4パターンです。
- 天望デッキ(350m)入場券
- 天望デッキ+天望回廊セット券
- 日時指定の前売り券(前日まで購入できる事前予約)
- 当日券(窓口 or 当日WEB券)
初めて行く場合は、天望デッキに加えて回廊までセットで上がるプランにしておくと、「ちょっと物足りなかった」という後悔がなくなります。
前売りと当日券、「数百円差」だけれど…
まずは、2025年時点の大人料金イメージです(公式料金ベース)。
| 種別 | 前売り券(平日/休日) | 当日券(平日/休日) |
|---|---|---|
| 天望デッキ | 2,100円 / 2,300円 | 2,400円 / 2,600円 |
| デッキ+回廊セット | 3,100円 / 3,400円 | 3,500円 / 3,800円 |
金額だけ見ると「数百円の差」に見えますが、実際に行ってみると体験の差は金額以上でした。
休日に当日券で1時間並んでわかったこと

休日に当日券で行ったとき、チケットカウンターの列に並んでから購入完了まで約1時間かかりました。観光で「仕方ないよね」と割り切れる人もいると思いますが、デートや子連れだとかなりしんどい長さです。
列は少しずつ進むものの、景色はほとんど変わらず、子どもは退屈します。抱っこしたり降ろしたりを繰り返しているうちに大人も疲れてきて、「やっとチケットを買った頃には大人の体力が半分減っている」ような感覚がありました。
一方で、前売りで訪れたときは入口でチケットを見せるだけなので、気持ちの余裕がまったく違います。とくに天気を見ながら「明日の夕方にしよう」「夜景がきれいそうな日を狙おう」といった調整ができるのは、前売りならではの強みです。
行ってみてわかったこと
チケット代の差は数百円ですが、1時間並ばずに済むことの価値はそれ以上でした。特にデートや子連れなら、前売りにしておくと当日の満足度がかなり上がります。
どこで買うのが一番お得?購入ルートの特徴
スカイツリーのチケットは、主に次のルートで購入できます。
- 公式(アソビュー)…基本のオンライン前売り
- 楽天トラベル観光体験…クーポン+ポイントで最安になることが多い
- 当日WEB券…「今日これから行く」人向け
- 現地窓口…一番並びやすいので、できれば避けたい
クーポン配布の頻度やポイント還元まで含めて考えると、楽天トラベル観光体験がトータルで一番お得になりやすいと感じています。
楽天トラベル観光体験 | チェックしたい前売り券3選
ここからは、実際に使いやすい楽天トラベル観光体験のプランを3つに絞って紹介します。※以下のリンクはアフィリエイトリンクを含みます。
① 天望デッキ(350m)日時指定チケット
「とりあえずスカイツリーに上ってみたい」「今回は軽く雰囲気だけ味わいたい」というときに使いやすい、ベーシックな前売り券です。
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② 東京スカイツリー® 日時指定券(前売券)
「どれを買えばいいか迷う」という人は、まずこの日時指定券を選んでおけば大きく外しません。指定時間に合わせて動けるので、スケジュール管理がしやすくなります。
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乳児連れで行ったときの感想
ソラマチ館内はエレベーターが複数箇所に複数台あり、押上駅からのエレベーターホールは5台体制なので、一般的なショッピングモールより移動はかなりスムーズでした。
ただし展望台には子どもが遊べるスペースはほぼないため、「長時間のんびりする場所」ではなく、景色を楽しんだらほどよいタイミングで切り上げる前提で計画すると安心です。
③ スカイツリーエンジョイパック(すみだ水族館セット)
スカイツリータウンで半日〜1日しっかり遊びたい人には、スカイツリーとすみだ水族館のセット券が便利です。個別に買うよりもトータルでお得になることが多く、雨の日でも予定を組みやすくなります。
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すみだ水族館に通って感じたこと
一時期、すみだ水族館に週3〜4回通っていたのですが、スカイツリータウン全体は平日でもそこそこ人がいます。「朝だからガラガラ」とは思わないほうが現実的です。ただ、昼〜夕方のピークよりは動きやすいので、午前スタート+セット券はかなり使い勝手が良いと感じました。

特別プラン:モーニングビュー / ナイトビュー
Morning View(モーニングビュー)
モーニングビューは、天望デッキ入場券にSKYTREE CAFE350のドリンク+フードが付いた午前限定プランです。平日2,800円、休日3,000円で、12時までゆっくり滞在できます。
「朝だから完全に空いている」とまではいきませんが、昼〜夕方のピーク帯よりは体感的に動きやすく、午前中から行動したい人には気持ちの良い時間帯です。カフェ利用もセットで考えている人には相性の良いチケットだと思います。
Night View(ナイトビュー)
ナイトビューは、天望デッキ入場券とアルコールドリンクがセットになった夜限定プランです。通常のチケットよりも「夜景+一杯」をゆっくり楽しみたい人向けで、記念日や特別な日の選択肢として検討するイメージです。
一方で、一般的な観光や子連れであれば、まずはここまで紹介してきた通常の前売り券を選べば十分だと感じました。
実際に行ってわかった:目的別のおすすめルート
デートでスカイツリーに行く場合
デートで訪れたとき、展望台と回廊を合わせて60〜90分程度過ごしました。日中は天気に左右され、「曇っているとちょっと遠景が寂しいな」と感じることもあります。一方で、夕方〜夜のスカイツリーはほぼハズレがないです。夜景だけでも十分に「来てよかった」と思える景色でした。

子連れ(特に乳児連れ)で行く場合
乳児連れで訪れたときにまず感じたのは、ソラマチのエレベーターの優秀さでした。エレベーターの場所が分散しているうえに台数も多く、押上駅からのエレベーターホールは5台体制。ベビーカーでも「なかなか乗れない」というストレスはあまり感じませんでした。
一方で、展望台そのものは景色を楽しむ場所なので、子ども向けの遊びスペースはほとんどありません。親が景色を楽しんでいる間、子どもはすぐに飽きてしまう可能性があります。実際に行ったときは、写真を撮ったり景色を眺めたりして30〜40分ほどで撤収する流れがちょうどよかったです。

コラボイベント期間(ポケモン・日向坂・ちいかわ等)の注意点
スカイツリーは年間を通じて、ポケモンやアニメ、アーティストとのコラボイベントをよく開催しています。こうしたイベントの初日や土日は、通常の観光日とは混雑の質が変わります。
ちいかわコラボ初日に行ったときは、展望回廊の限定グッズを目当てにした来場者で、開場直後から長い列ができていました。普段の観光客だけの雰囲気とは違い、「グッズを買うために来ている人」が多い印象でした。
まとめ:最も満足度が高いチケットの選び方
最後に、これまでの内容をかんたんにまとめます。
- 最安を狙うなら…クーポンとポイントが使える楽天トラベル観光体験の前売り券
- 並びたくない・疲れたくないなら…日時指定の前売り券
- 半日〜1日しっかり楽しむなら…スカイツリー+すみだ水族館のセット
- 今日思い立って行くなら…当日WEB券+混雑覚悟
何度か通ってみて感じたのは、スカイツリーは「どのチケットを選ぶか」で体験の快適さが本当に変わるということです。この記事が、これから行く人のチケット選びのヒントになればうれしいです。


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