ブログを続けていくと画像や広告が増え、読み込みが遅くなります。私のブログでも CLS(Cumulative Layout Shift) が 0.18 を超え、検索順位が落ちた時期がありました。CLSとは「読み込み中にレイアウトがズレる現象」。読者の体験を守るために、速度改善=読者への思いやりが必要だと痛感しました。
実際にやった高速化プラグイン3種
今回は、初心者でも導入しやすい次の3つを使いました。
- EWWW Image Optimizer: 画像を自動圧縮して軽量化。見た目を保ったまま容量を削減。
- Autoptimize: CSS/JSの読み込み順を最適化。Googleフォントの遅延にも対応。
- W3 Total Cache: ページやブラウザにキャッシュを作り、再訪時の表示を高速化。
EWWW Image Optimizerの設定
- 設定 → EWWW Image Optimizer を開く。
- メタデータ削除 をオンにして不要情報を削除。
- Max Image Dimensions を 幅1920px/高さ1920px に設定し、過大サイズを防止。
- 遅延読み込み をオン(Cocoon側のLazy Loadと重複しないよう後述の統一に注意)。
- WebP配信 はサーバーで
mod_headers警告が出たため、JS WebPリライト に切替えて安定化。
💡 効果: 画像1枚あたり 20〜40% 軽量化。記事一覧の初期表示が体感で速くなりました。
Autoptimizeの設定
- 設定 → Autoptimize を開く。
- 最初は結合・圧縮をやりすぎない(表示崩れの原因)。
- JavaScriptの遅延読み込み をオン。
- CSSは結合オフのまま、まずは最小限の最適化で様子を見る。
- Googleフォント → 「結合とヘッダーで遅延リンク(display:swap含む)」 を選択(CLS低減に有効)。
💡 ポイント: まずは 「遅延+フォント最適化」だけ から。崩れがなければCSS結合を段階的に試す。
W3 Total Cacheの設定
- Performance → General Settings を開く。
- Page Cache をオン → 保存 → 動作確認。
- Browser Cache をオン → 保存 → 動作確認。
- Minify は最初はオフ(Autoptimizeと競合しやすい)。必要になったら個別に有効化。
💡 効果: 再訪問時の読み込みが高速化。画像やCSSの再取得が減り、CLSの揺れが抑制されました。
初心者がつまづきやすいポイントと対策
- 競合に注意: EWWWとCocoonのLazy Loadが重複すると画像が出ないことあり → どちらか片方に統一。
- 一気に設定しない: 1つ変えたら保存→表示確認。崩れたら直前の設定を戻す。
- フォント最適化: display:swapで見出しのガタつきを軽減し、CLSを抑える。
実際の効果|CLS・LCPの数値がこう変わった
- CLS:0.18 → 0.08
- LCP:4.5秒 → 2.8秒
モバイルのPageSpeedスコアが60台→90台に改善。体感でも初期表示が明らかに速くなり、直帰率が下がりました。
まとめ|これだけやればOKな高速化チェックリスト
- 画像圧縮(EWWW): メタ削除+1920px上限+遅延をオン。
- フォント最適化(Autoptimize): 結合は様子見、遅延+display:swap を先に。
- キャッシュ(W3 Total Cache): Page Cache → Browser Cache の順にオン。
💡 結論: 3プラグインを最小構成で段階的に設定すれば、初心者でもCLS改善+速度向上は十分可能です。


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