「どこで産むのが一番いいんだろう?」
妊娠がわかった瞬間から、私もずっと考えていたテーマです。
結局、1人目・2人目ともに聖路加国際病院で無痛分娩を選びました。徒歩圏内の距離、24時間対応の無痛分娩、NICU完備という「生活と安心の両方にフィットする条件」がそろっていたからです。
この記事では、聖路加で2回出産した先輩ママ視点で、
- どんな人に聖路加が合うか
- 費用・妊婦健診・無痛分娩・入院生活のざっくり全体像
- 詳しく知りたいときに読むべき実録記事
をまとめます。詳しい時系列や金額の明細は、すべて個別記事にリンクしているので、気になるところから読んでみてください。
この記事はこんな方に向いています
- 聖路加国際病院での出産を検討している
- 聖路加での無痛分娩が気になっている
- 分娩予約・費用・入院生活の全体像を先に把握したい
聖路加を選んだ理由と「向いている人」
私はブランド志向でもなく、もともと聖路加に強いこだわりがあったわけではありません。
それでも、最終的に「ここしかない」と思えた理由がいくつかあります。
- 徒歩30分圏内(タクシーなら数分)の「近さ」
- 24時間対応の無痛分娩(硬膜外麻酔)
- NICU完備で、もしものときにも備えられる
妊娠高血圧症候群になったり、胎動が弱くて夜間受診したりと、2回とも「ちょっと気になる」状況は何度もありました。そのたびに、「近いからこそ、迷わず行ける」ことに何度も助けられました。
費用だけ見れば高い部類ですが、私は「保険料・安心料」と割り切っています。もし遠くて安い病院を選んで何かあったら、「あのとき聖路加にしておけばよかった」と自分を責めたと思うからです。
くわしい判断軸や、他院(愛育病院)との軽い比較は、こちらにまとめています。
こんな人には、特に聖路加が向いていると感じました。
- 無痛分娩を前提に考えている
- NICUのある病院だと安心できる
- 里帰りせず、自宅近くで出産したい
- 「近さ」や通いやすさを重視したい
お金のこと|費用のざっくり感と考え方
聖路加の出産費用は、総額120万円前後・自己負担70〜80万円が一つの目安になります(無痛分娩・時間帯・処置内容で変動)。
金額だけ見ると確かに高いです。ただ私は、
- 24時間無痛分娩にかかる人件費
- ハイリスクへ備える体制・NICUの維持コスト
を考えると、「高いけれど、サービス内容を考えれば妥当」と感じました。
2回分の無痛分娩・処置内容・時間帯別の明細は、こちらで公開しています。
妊婦健診の費用感
妊婦健診については、近所のセミオープン先クリニックよりも、聖路加のほうがトータルでは安かったです。
- 前半〜中期:助成券内〜数百円の支払いが多い
- 後期:検査が増えて、窓口支払いが数千〜1万円台になる回も
「セミオープンにしたほうが安い」とは限らないので、実際にかかった金額と待ち時間を知りたい方は、こちらの実録が参考になると思います。
出産育児一時金の直接支払制度・カード払い
出産育児一時金の直接支払制度は利用可で、カード払いにも対応しています。私は、
- 直接支払制度を利用 → 入院前払い金は30万円程度
- 差額や自費分は、退院時にカード払い
という形で支払いました。制度の流れや、実際の前払い額については別記事にまとめています。
妊婦健診・通院・電話相談のリアル
待ち時間は「2023と2025で別物レベル」
1人目(2023年)は、妊婦健診で2〜4時間待ちが当たり前でした。正直かなりしんどかったです。
2人目(2025年)は、病院側が分娩受け入れ数を調整した影響もあって、待ち時間は30〜60分程度が中心に。別の病院かと思うレベルで改善されました。
いまの待ち時間の目安や混みやすい時間帯は、妊婦健診ログの記事に詳しく書いています。
「こんなことで電話していいのかな?」への答え
1人目の臨月は、週1〜2ペースで電話していました。
- お腹が張るけど、受診したほうがいいか
- 頭痛がするけど、カロナールを飲んでいいか
- 胎動が弱い気がする、様子を見ていいか など
「自己判断して取り返しがつかないよりマシ」と思って、とにかく電話していましたが、1人目・2人目ともに、看護師さんから「そんなことで電話してきたの?」という空気を感じたことは一度もありません。
電話で相談した内容や、その後どう対応したかは、こちらの実録にまとめています。
無痛分娩|1人目と2人目でここまで違った
聖路加での無痛分娩は、同じ病院・同じ麻酔でも「毎回まったく違う」というのが2回経験してみての実感です。
- 2023年(初産):ほぼ完全無痛で、張りだけ分かるレベル。1日がかりだったが、途中でウトウトできて体力を温存できた。
- 2025年(経産):骨盤の痛みが残る部分無痛。15:00陣痛→22:50出産の短期決戦だったが、下降が遅く促進剤追加、産後に血圧上昇も。
経産婦は「陣痛が4〜5回来たらすぐ連絡してください」と繰り返し言われていて、実際に本陣痛4回目で電話 → 到着時には子宮口6cmで、判断が遅れていたら麻酔に間に合わなかったかもしれないと感じました。
「無痛=毎回ラク」とは限らないので、「楽だったパターン」も「しんどかったパターン」も両方知っておくと心構えが楽です。分刻みタイムラインと、初産との違いはこちらにまとめています。
入院生活・持ち物・ごはんの全体像
母子同室ベースだけど「毎朝4〜7時は全員預かり」
聖路加の産後入院は母子同室ベースですが、
- 毎朝4〜7時前後は、全員新生児室に預ける時間帯がある
- シャワー・仮眠・買い出しなど短時間なら夜も預かってもらえる(追加料金なし)
検査や沐浴・黄疸チェック・先天性代謝異常検査などは、新生児室側で一括して進めてもらえるので、ここは「寝ていていい時間」でした。
個室はシャワー・トイレ付きで、コンセントも多め。4階のセブン自販機+1階のセブン+地下の売店で、飲み物・軽食・ストロー・お菓子類くらいなら院内で完結します。
産後入院の流れや、朝〜夜の1日の過ごし方は、こちらに詳細を書いています。
入院バッグ・陣痛バッグは「聖路加仕様」で最適化
赤ちゃん用品の支給がかなり手厚いので、一般的な「出産準備リスト」と同じ感覚で持っていくと荷物過多になりがちです。
2回出産してみて、「これはいらなかった」「これは本当に役立った」というラインを絞った“聖路加仕様の最低限セット”はこちらにまとめています。
出産準備全体をミニマムにしたい場合は、こちらも参考になると思います。
入院ごはん・お祝い膳
聖路加では、一般入院食とは別に妊産婦特別食が提供されます。さらに差額を払えば特別洋食も選べて、いわゆる「お祝い膳」に近い雰囲気のメニューもあります。
2023年と2025年の2回分を写真付きでまとめたレポはこちら。
退院後・新生児期のリアル
退院してからが本番、というのは本当にそうで、産後0〜2か月の回復・メンタル・新生児のペースは、1人目と2人目でかなり違いました。
体の回復や薬の副作用・メンタルの変化のまとめ:
授乳・ミルク量・睡眠リズムの実録:
うんち・綿棒浣腸・吐き戻しの実録:
「新生児期でやってよかったこと」だけをまとめた記事も置いておきます。
マタニティケアホームについて(使わなかった理由)
中央区民なら助成が出る聖路加マタニティケアホームもありますが、私は結果的に利用しませんでした。
- 聖路加産科よりも母子同室時間が長い印象だったこと
- 電話予約の際に、「休む目的の人はやめてほしい」というニュアンスを感じたこと
- そもそも利用したい日程が空いていなかったこと
- 2人目のときは、上の子の世話があり現実的ではなかったこと
「とにかく休みたい」目的で使うなら、自分の希望と仕組みが合うかを事前に確認しておいたほうがいいと感じました。
バースプランで叶えたいことがあるなら
聖路加は曜日制で、診察・分娩ともに「その日のチーム」が担当します。医師の個人指名はできませんが、バースプランはチーム全体で共有してもらえました。
私の場合は、
- 会陰切開の有無の希望
- 出産直後に赤ちゃんの写真を撮りたいこと
- 声かけは穏やかにしてほしいこと
- 2人目は「できるだけ早く無痛麻酔を入れたい」希望
などを書きましたが、どれもきちんと汲み取ってもらえたと感じています。
「何を書けばいいかわからない」「例文が欲しい」という方は、バースプラン専用の記事をどうぞ。
まとめ|「自分の生活に合う安心」を選ぶ
聖路加は、費用だけ見れば決して安くはありません。妊婦健診や待ち時間も、「行けばすぐ終わる街のクリニック」と比べれば通院負担はあります。
それでも私が1人目・2人目とも聖路加を選んで、もし3人目があっても同じ選択をするだろうなと思うのは、
- 自宅から近くて、迷わず夜間受診できること
- 24時間対応の無痛分娩とNICUがそろっていること
- 医師・看護師・受付まで、スタッフの丁寧さと雰囲気に一貫性があること
この3つの安心を、金額と天秤にかけてもなお「ここがいい」と思えたからです。
この記事が、「聖路加って実際どうなの?」というモヤモヤを整理する、入り口と地図代わりになればうれしいです。気になるテーマがあれば、ぜひリンク先の実録記事も読んでみてください。
















